「飛島」は酒田港から北西39kmに位置する山形県唯一の離島

東京から1泊2日でたっぷり遊べるネイチャーアイランド「飛島」!DAY2

ANA SHONAI BLUE Ambassador(庄内に移住しANAに乗務しながら庄内地区で活動する客室乗務員)がお届けする庄内レポート

「飛島」は酒田港から北西39kmに位置する山形県唯一の離島です。定期船とびしまで約75分、庄内空港を利用すれば、1泊2日でゆったりと楽しむことができます。緑、海、花、鳥など、日常生活の疲れを癒しに飛島に行きませんか?1泊2日の旅程でたっぷりと満喫できる飛島の魅力をお伝え致します!

2日目は自転車では行けなかった海岸沿いエリアを歩いて、大地を感じる自然を散策。飛島には昔からの言い伝えや島特有の風習、この島でしか見られない景観がたくさんあります。DAY2では私たちが肌で感じた飛島のジオ探険を紹介します。

エメラルドグリーンの海辺を探索

飛島の西海岸に突き出た岩場
飛島の海は透明度が高く、磯の生き物や小魚が群れを作る様子を見ることができます。潮風を感じながら海辺を歩くのは最高に気持ちがいいです。西海岸に突き出た岩場の海は特に美しかったです。
飛島の西海岸に突き出た岩場
岩場が多く、足元が悪い場所があるので歩きやすい靴で散策することをおすすめします。また水分補給を忘れずに!私たちも各自飲み物を持参しました。飲み物を買える場所が限られているので、事前に用意しておくことをおすすめします。

海岸遊歩道でマンモスの形をした岩を発見!

飛島の1000万年前に噴出した溶岩
小松浜から海岸遊歩道にかけては、およそ1000万年前に噴出した溶岩が固まってできた荒々しい景観が広がっています。飛島特有の岩や地層が目の前にけたたましくそびえたっています。地層好きにはたまらない場所です。見方によっては、その岩々が動物の形に見えることも!
飛島のマンモス岩
マンモス岩では「時計回りに3回くぐると願いが叶う」と言われているそうです!マグマが固まってできた岩が日本海の波風に削られて動物の形の様に見えるのはとても不思議で面白いです。岩の中から、まだ発見されていない動物を見つけてみるのも楽しいです。

なぜこんなところに5つの石のやま?賽(さい)の河原

大きな丸石が大量に打ちあがった賽の河原。なぜか5つの石の山に分かれています。ここには古くから死者の魂が集まる場所と信じられてきました。この賽の河原に積まれた石は崩してもいつの間にか元に戻っているそうです。これは波の作用なのか、人の作用なのか、真相は明らかになっていないそうです。

林を抜けると神社を発見!明神の社

飛島の明神の社の参道
緑深い林を進んでいくと、石垣がありました。風から守るための社の周囲は石垣に囲まれていて、独特な雰囲気が漂っています。
飛島の明神の社遥拝殿(ようはいでん)
そしてさらに石垣沿いに進んでいくと社(やしろ)がありました。飛島の西方1kmにある女人禁制の島「御積島」は龍神の棲む聖地と言われており、島民や漁師たちの篤い信仰を集めてきました。御積島には船で行かないとお参りすることができない、ゆえに飛島から御積島を拝むために建てられた遥拝殿(ようはいでん)が明神の社です。

よーく見ると全部貝だ!シェルビーチ

飛島のシェルビーチ
海岸沿いを歩いているとビーチが出現。砂かな?石かな?と思いすくいあげてみたら、なんとすべて巻貝!おもわず写真を撮ってしまいました。
ピンクや青のきれいな貝
貝の中にはピンクや青のきれいな貝もありました。童心に帰り、きれいな貝を探すのに時間を忘れて夢中になってしまいました。

過去の漁師の痕跡発見!遠賀美神社

飛島の遠賀美神社
こちらの遠賀美神社は御積島を参拝するための里宮です。御積島の方角に向けて建てられており、島民たちが大漁祈願に訪れるほか、北前船の船頭たちも航海の安全を願ったそうです。神社の中を見てみると北前船の船員の落書きのようなものが残されていました。日本人の半分以上が江戸時代から読み書きそろばんができたそうですが、それは世界ではとても珍しいことなんだとか!歴史を肌で感じることができました。

最後のお土産にいかまんじゅうはいかがでしょうか?

飛島名物のいかまんじゅう
旅の締めくくりは飛島名物のいかまんじゅう。胡麻あんの中にほんのり香るイカ。ぜひご賞味ください。勝浦港の近くの飛島特産店村井商店では、いかまんじゅうのほかにも干しアラメ、イギスなど珍しい海産物を買うことができます。
とびうおの焼き干しだしアイス、香ばしい焼きのり抹茶、わかめヨーグルト、すだちのアイス
また、定期船が出港する前に、とびしまマリンプラザで珍しい組み合わせの味のアイスを食べました!とびうおの焼き干しだしアイス、香ばしい焼きのり抹茶、わかめヨーグルト、すだちなど、どの味もおいしかったですが個人的には香ばしい焼きのり抹茶が一番好きでした!

それでは名残惜しいですが、午後1時45分に出発する定期船とびしまに乗り、勝浦港から酒田港に帰港します。午後3時00分に酒田港に到着し、庄内空港へ。NH400 庄内空港を午後5時45分に出発し、羽田空港を午後6時45分に到着します。この便を利用すると、その日のうちに首都圏に戻ることができます。

定期船「とびしま」は、毎日1往復、夏場の時期は2往復あります。

《定期船とびしま運行情報》
酒田→飛島9:30-10:45/11:30-12:45
飛島→酒田13:45-15:00/15:45-17:00
往復料金:4,280円

ライター紹介

サカモトリホ
ライター:サカモトリホ
アクティビティ、自然、歴史、夕日が好き。庄内は私のスキの宝庫で、仕事の合間をぬって色んなところに出かけています!好奇心が私の原動力!庄内のオモシロイところをみなさんにもシェアします〜!

今回の飛島特集の動画はこちら!
今回の旅のルート

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