船・食・景色!アクティブに丸ごと楽しむ最上川芭蕉ライン

ANA SHONAI BLUE Ambassador(庄内に移住しANAに乗務しながら庄内地区で活動する客室乗務員)がお届けする庄内レポート

庄内空港から車で約50分、100万年前から流れていたと言われる県内最大の「最上川」を船でゆったりと下ることができる「最上川芭蕉ライン舟下り」。春夏秋冬で船の上から味わう雰囲気がガラリと変わる他、周辺には遊びに来たなら欠かせないグルメスポットも沢山。

近日オープン予定の滞在型オシャレホテルの最新情報も含めながら、丸ごと楽しめる魅力を丸ごとお伝え致します!

船に乗って芭蕉の世界へ、最上川芭蕉ラインにいざ乗船!

最上川芭蕉ラインは、最上川を古口港(戸沢藩船番所)から出発し、草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)へと向かう、全長12kmを約1時間で下る基本コースで運行されています。365日年中無休、1名様から乗船することができ、乗船料は大人1名2,800円(税込)子供1名1,400円(税込)。その他、団体料金も設定されております。平日は3便運行、土日祝日は5便運行(詳しくは公式HPをご覧ください。)と時間帯を幅広く選べるのも嬉しいポイント。

最上川2

今回は紅葉が美しい秋の季節に取材させて頂きました。お天気の良い日には、船上から近い水面が秋晴れの日差しでキラキラと光り、周囲を見渡すと、カラフルに紅葉した山々が広がります。

最上川3

春は周囲の菜の花がとても美しい季節。心地よい春風を感じながら、山々の新緑と共に舟下りを楽しむことができます。

最上川4

暑い夏にも持ってこいの舟下り。屋根や窓が外された船は、水面が近くとても涼しげです。途中の急流の場所では、水飛沫が飛びアクティビティ感が満載です。

最上川5

冬には船がこたつ船に変身。屋根もついているので、寒さ知らずで白銀の世界になった周囲をゆっくりと眺めながら過ごすことができます。雪に包まれた山々は、まるで水墨画のような美しさです。

冬のこたつ船に関してはコチラの記事も併せてご覧ください。
【庄内旅型録】: 期間限定。冬のあったか「こたつ船」で日本三大急流の最上川下りを満喫

最上川芭蕉ラインは、移り変わる季節と同様に楽しみ方が何通りもあるのが大きな魅力の一つ。お客さまの中でも、季節毎にリピートしているという方もいました。

歌って、食べて、船上でも楽しみが盛りだくさん!

最上川6

船に乗船して楽しめるのは景色だけではありません。最上川芭蕉ラインには、バラエティ豊かな船頭さんが総勢18名いらっしゃいます。鍛え上げた船歌と、ユニークなトークと共に舟下りを楽しむことができ、どの船頭さんに当たるかは当日のお楽しみ。指名料1,530円(税込)をお支払いすれば、好みの船頭さんを指名することもできます。

皆さんそれぞれ自らが誇るNO.1を掲げており、民謡NO.1や、モノマネNO.1、船頭役者NO.1という実力派の方もいらっしゃれば、ちょい悪親父NO.1や、なまりNO.1など少し笑ってしまいそうな肩書きをお持ちの方も。

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今回私達は、機械工作NO.1の南條船頭と一緒に乗船し、周囲の自然の説明や、船頭歌を3曲歌って頂きました。チケットの裏が歌詞カードになっているので、皆で手拍子を交えながら歌い、楽しいひとときを過ごすことができます。外国人観光客のお客様向けに、英語バージョンの歌もあるのだとか。

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船上で頂くことのできるお弁当もとても種類が豊富なのです。
今回私達が頂いたお弁当は最上川弁当(2,440円(税込))です。2段弁当になっており、牛肉のしぐれ煮やエビの唐揚げ、菊のお浸しやフルーツまで、様々な種類のおかずがぎゅっと詰まった豪華お弁当。

他にも、小腹満たしに最適な竹籠弁当(1,320円(税込))や豪華山形和牛ステーキ弁当(3,500円(税込))など、地元食材をたっぷり使ったこだわりのお弁当を。用途や時間帯に併せて種類豊富にご用意しております。船中弁当は予約が必須ですので、ご希望の方は電話での予約をお忘れなく。

最上川9

お弁当には、こんなに立派なエビも!景色と船頭さんのお話しを交えながら、船の上で楽しむお弁当は、まるで船上ピクニックのようで、とても美味しく頂くことができました。

最上川10

乗船前に撮って頂いた記念写真も、下船後に1枚1,200円(税込)で購入することができます。是非記念にいかがですか?

<データ>
場所名:最上川芭蕉ライン舟下り
住所:本社&古口港(戸沢藩船番所) 〒999-6401 山形県最上郡戸沢村大字古口86-1
電話番号:本社&古口港(戸沢藩船番所) 0233-72-2001
営業時間:9:10-16:20(12月〜3月)、9:00-16:30(4月〜11月)時短営業中
定休日:なし
駐車場:あり
交通:庄内空港から車で40分

<データ>
場所名:最上川芭蕉ライン舟下り
住所:草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)〒999-6401 山形県最上郡戸沢村大字古口1525-2
電話番号:草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ) 0234-57-2111
営業時間:9:10-16:20(12月〜3月)、9:00-16:30(4月〜11月)時短営業中
定休日:なし
駐車場:あり
交通:庄内空港から車で40分

周囲のグルメスポットも見逃せない!

1.戸沢のぼたもち

最上川11

最上川芭蕉ラインがある戸沢村周辺は、他にも沢山のグルメスポットがあります。今回は併せて行って頂きたい3つをご紹介します。

戸沢村に訪れたら必ず訪れたくなるほど虜になってしまうぼたもち屋さん「戸沢のぼたもち」。あんこ・きな粉・ごまの3種類の販売で、戸沢村で採れた餅米のふっくらとしたもちもち感とそれぞれの甘味のコンビネーションがたまりません!1つ130円(税込)からのご用意で2つからご注文が可能です。ぜひ、出来立てを食べて下さいね。

<データ>
場所名:戸沢のぼたもち
住所:〒999-6401 山形県最上郡戸沢村大字古口374
電話番号:0233-72-2012
営業時間:8:30〜17:30
定休日:月・火
駐車場:あり
交通:庄内空港から車で35分

2,道の駅とざわ モモカミの里高麗館

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最上川芭蕉ラインのスタート地点である古口港から新庄方面に車を走らせて約3分。ここは韓国?というくらい突然韓国感満載なスポットがこちら、道の駅とざわにあるモモカミの里高麗館です。ここでのオススメはなんと言っても「うめちゃんキムチ」。

最上川13

厳選した素材だけで作る本場の味のキムチを購入することができます。高麗館はその昔、韓国から山形へ来日した花嫁たちをきっかけにオープンした施設ということもあり、レストランや、販売している食品も本場韓国の味。うめちゃんキムチは、種類も沢山、試食をしながら選んで、是非お土産に買ってみて下さいね。

<データ>
場所名:道の駅とざわ モモカミの里高麗館
住所:〒999-6402 山形県最上郡戸沢村大字蔵岡字黒渕3008-1
電話番号:0233-72-3303
営業時間:9:00~17:30(4月~11月)、9:00~16:30(12月~3月)
定休日:なし
駐車場:あり
交通:庄内空港から車で40分

3.パーラー白糸の滝

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芭蕉ラインへ向かう途中の白糸の滝ドライブイン内にあるパーラー白糸の滝は、どこかレトロな雰囲気が漂う喫茶店です。店内の大きな窓からは、最上川と白糸の滝を一緒に眺めることができ、食事を頂きながらゆったりと過ごすことができます。こちらにはインスタ映え間違いなしのおもしろメニューが。その名も「滝バーガー」。山形県最上の金山町にある「米の娘ファーム」で丁寧に育てられた米の娘ぶたを使用した、ヒレカツバーガーが滝のように3段に!

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なんと5段になっている五重塔バーガーの用意もあるのだとか・・・。他にも、レトロ感満載のクリームソーダなど、思わず写真を撮りたくなるようなメニューが沢山。是非、立ち寄って楽しいカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

<データ>
場所名:パーラー白糸の滝
住所:〒999-6401 山形県最上郡戸沢村古口字土湯1495-1
電話番号:0234-57-2146
営業時間:10:30〜15:00
定休日:なし
駐車場:あり
交通:庄内空港から車で35分

話題になること間違いなし、新宿泊施設「R;mogami」がこの冬オープン!

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この冬、最上川芭蕉ラインの終着地、草薙港(川の駅・最上峡くさなぎ)横に新たなホテルがオープンします。その名も最上峡suiteキャビン「R ;mogami(アールモガミ)RIVER RTREAT」です。

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全6室の客室は、全室キッチン付きで、全てのお部屋から最上川を眺めることができるリバービュー。追加オプションで、地元食材を使用した料理を楽しむ他、最新調理機器が揃っているので好きな食材を持ち込んで楽しむのこともできます。中には、本格サウナ付き(限定4棟)のお部屋もあるので、自然を感じ、リフレッシュできる滞在型の宿泊施設になる予定です。

最上川18

最上川芭蕉ラインで川下りを楽しみ、近隣の観光スポットを巡った後は、おしゃれな最新ホテルに宿泊もすることもでき、丸ごと楽しむことができます。オープンや最新の詳細情報は、最上川芭蕉ラインHPでご確認下さい。

庄内空港からのアクセス

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庄内空港からは最上川芭蕉ラインが楽しめる戸沢村へは、車でのアクセスが一番便利です。所用時間は一般道で約45分。庄内空港到着後、お手続きはレンタカーターミナルビルにて可能です。レンタカー送迎バス(無料)は飛行機の到着に合わせて運行しております。

今回の紹介スポット

庄内空港→最上川芭蕉ライン

レンタカー情報庄内空港公式ホームページ

いかがでしたでしょうか。舟下りはもちろん、船上で楽しめるコンテンツや食事、近隣のおすすめスポットなど、楽しみが盛り沢山。ぜひ、季節の移り変わりを感じながら、戸沢村方面へお出かけしてみてはいかがでしょうか。

ライター紹介

自己紹介
ニシ クレハ
夏とコーラをこよなく愛するミーハー女子。庄内は母の出身地でもあり、幼いころから塩納豆と庄内柿を食べて育ちました!流行りのカフェ、レストラン、インスタ映えスポットなどを求めて庄内を模索中!趣味はGoogleマップにピンを付けること、次はどこへ行こうかな〜と日々考えています。

※商品・サービスの内容は記事執筆時点のものです。店舗によっては商品・サービスの内容が変更される場合があります。

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