庄内空港から車で10分の場所に、とても癒される場所があります。日本海に面した白砂の海岸沿いにある湯野浜温泉です。そんな癒しの地をご案内します。
アクセス抜群!
空港から近い温泉地。羽田空港から庄内空港へは1時間。そして庄内空港から湯野浜へは車で約10分。全国の空港から近い温泉地、この10分というのは言わば全国屈指の空港からの近さですが、そのことを知っている人が多くないので、まさに、穴場。
関東圏で海や温泉へ行こうとすると電車でも車でも、場所にもよりますが都心から海や温泉は結構かかります。飛行機に乗ればひとっ飛びで湯野浜の海も温泉も夕日も楽しむことができます。
自然の景色「海・白浜・温泉、そして夕日」
晴れた日の湯野浜
私の一番好きな景色はこの景色!
夕暮れ時の湯野浜
毎日変化する、この空や海。晴れの日も曇りの日も雨の日も。朝も昼も夜も。どれももう二度と同じ景色や色を見ることがないのだと思うと、毎回写真に収めてしまいます。いつもは嫌になるようなお天気が悪い日だって、それも今この瞬間のもの。
夕暮れ時の湯野浜
そして、どんなにいい写真を撮ることができても、写真には残らない、温度や匂い、目で見て肌で感じること。ここに来たからこそ、ここにいるからこそ感じることのできるもの。ひとりでも素敵な時間をだけれど、誰かといるときも、この瞬間を一緒に過ごすことができてうれしい気持ちでいっぱいになります。
のんびりできる時間 ゆのはま100年キッチン
2022年8月26日にグランドオープンしました。新しい湯野浜のスポット「ゆのはま100年キッチン」
湯野浜のセントラルキッチンとして、地元の方や観光客向けのカフェ機能の役割と湯野浜温泉地域で働く方の従業員食堂の役割を行います。地元食材をたっぷり使ったメニューと、おしゃれな建物、美しい景色、素敵なクルーがいます。
私がゆのはま100年キッチンで過ごす特に好きな時間帯は、夕日の時間と18時からのディナーの時間です。お天気の中の、空と海のコントラストも最高ですが、夕日の時間帯の空が、オレンジだったり、ピンクだったり、灰色も入っているこの感じがとっても良い!
雨の日だって、雨だからこそ見える風景や流れる時間があります。
お食事は地元の食材をふんだんに使用したメニュー。ANAのCA約100名にアンケートを取り、世界中を飛び回るCAの食事に対する意見や見識を分析・参考に、メニューの開発が行われました。
湯野浜の美しい海を思わせるようなブルートニックフロート。
ゆのはま100年キッチンのジェラートは、山寺のコザブジェラートを使用しています。
ワインも充実!海とワインと言えば湯野浜!
ワインのある景色のイメージはワイナリーや山が多いのではないかと思いますが、世界では海辺でワインを楽しむ場所も多い。ここ湯野浜でも海の景色・香り・風を感じながらワインを楽しむことができます。
特別にサントリーのソムリエ、松尾英理子さんが湯野浜の海をイメージして選んだワイン。
白:メゾンウイリアムフェーブル シャブリ
フレッシュ感とミネラル感のあるワイン。うん、海にぴったり。
赤:ドメーヌ・ファビアン・デュヴォー ソーミュール・シャンピニー
エチケットに砂浜が描かれています。まさに海辺の赤ワイン。
メニューのひとつでもあるブイヤベースとの相性も抜群。そして湯野浜の景色との相性も抜群。
ANA SHONAI BLUE Ambassadorが松ケ岡にあるワイナリー「ピノ・コッリーナ松ケ岡」と一緒にアッサンブラージュという原酒を組み合わせる製法で作りました白ワイン「VestitoTerra」もお楽しみいただけます。他にもピノ・コッリーナさんの新作数量限定のワインも置かれる予定です。
日帰りのカフェ使用はもちろんのこと、周辺旅館に泊まって、1泊朝食付きのプランにして、夕食を楽しむもよし、旅館で夕食を食べた後、バータイムを楽しむのもおすすめです。浴衣姿でふらりと立ち寄れます。また、貸切にして、セミナーなども開催できるよう、プロジェクターなどの設備も整っています。
<データ>
場所名:ゆのはま100年キッチン
住所: 〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜1丁目8−43
電話番号:0235-35-0280
交通:庄内空港から車で10分
営業時間:月曜・木曜〜日曜
ランチ:11:30-14:00
カフェ:14:00-16:30(L.O.16:00)
ディナー:18:00-21:00
バー:21:00-23:00(L.O.22:30)
定休日:火・水
駐車場:あり
HP URL:https://yunohama100.com
Instagram: https://www.instagram.com/yunohama100kitchen
ぷりっぷりのエビチャーハン!
湯野浜温泉観光協会から一本入った細い路地を行くと見えてくるのがきく屋さん。1階はカウンター、2階は畳のお席もありますので、小さなお子様連れの方もゆっくり召し上がることができます。
初めて食べた時に、大きくてぷりぷりのエビに感動!エビ好きの私の心を一瞬で奪って行きました。以来、定期的に食べに伺っています。ついついエビチャーハンばかりを注文してしまうので、他のものも注文したい!うまいうまいエビチャーハンです。
<データ>
場所名:中華飯店 きくや
住所:〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜2丁目2−27
電話番号:0235-76-3843
交通:庄内空港から車で10分
営業時間:11:00-14:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
湯野浜観光協会HP URL: http://www.yunohamaonsen.com/information/kikuya_chineserestaurant
亀や
庄内に移住することが決まって、初めて来た場所が、ここ亀やさん。
約200年続く老舗旅館で伝統を大切にしながらも、建築家やデザイナーの方とお部屋をリノベーションしたり、お食事を考案していたり。「時代に合っている」というよりは、「時代の少し先」を感じることができる、そんなお宿です。
ひかり:楯の川のお部屋。このお風呂から見える海が最高に気持ちがいい。楯の川のお部屋だけあって、楯野川の様々な種類のお酒を楽しむことができる。
おく:奥行きを感じさせるお部屋。普段は天真爛漫な私自身も、いつもよりちょっと奥ゆかしく上品な気持ちになれる気がする。
さがん:湯野浜の砂浜の上でくつろいでいるような気分になるお部屋。壁のでこぼこを触っているだけでも癒される。
私がいままで想像したことのない、温泉宿。様々なお部屋のタイプがありますが、私が一番気に入っているのは、6人のデザイナーが亀やのために作ったお部屋。仕事で世界中のホテルに宿泊しているものの、何度泊まってもわくわくと癒しを一緒に体験できる場所はそうそうありません。
お食事も、地元の食材や季節のものを楽しめます。庄内は白身魚が豊富。醤油だけではなく、煎り酒(醤油よりも歴史が深く、塩分控えめな調味料。日本酒と梅や鰹節などを煮詰めたもの。)も出していただけるので、お好みで2種類の味を楽しむことができます。
和と洋の融合のような心地良さ。温泉宿特有の一気に出てくるスタイルではなく、季節の食材を使ったコース料理が楽しめます。
<データ>
場所名:亀や
住所:〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜1-5-50
電話番号:0235-75-2301
交通:庄内空港から車で10分
駐車場:あり
HP URL:https://www.kameya-net.com
夏はマリンアクティビティもできる
カヤックは、青い海を楽しむことができ、岩場に行って、海の底や魚を見ることができます。乗る前に漕ぎ方のレクチャーもあるので、カヤック経験がなくても安心して楽しめました。
サイクリングは、昔の湯野浜を走っていた電車の線路跡が自転車専用ロードになっていて、風を感じながら、山を越えて大山の方の街まで楽しめます。麦切りを食べることのできる寝覚屋半兵エさんもサイクリング圏内。コースを変えれば加茂水族館までも行けます。
白浜でモーニングヨガを体験。体硬いし苦手だと思っていたけれど、体験した後に思うのは、別に上手にしなくていいんだな。今この時間に集中して、ここにいることを感じることができればいいんだな。ということです。目を瞑って、肌で風が抜けるのを感じ、砂が手足に付いた感触、砂の上の柔らかさを感じることができ、癒されました。
<データ>
場所名:湯野浜温泉観光協会
住所:〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜1丁目1−7
電話番号:0235-75-2258
交通:庄内空港から車で10分
営業時間:9:00-17:00
定休日:水曜
駐車場:あり
HP URL:http://www.yunohamaonsen.com
湯野浜の魅力である風景・食・宿・体験、ここでご紹介できたのは魅力のほんの一部です。ここ湯野浜で、ひとりひとりが思い思いの発見をし、時間を過ごし、感じ、気がつけばここにいる、そんな当たり前で特別な場所のひとつになればうれしいです。
湯野浜は日々、温泉宿も街も人々も、一歩先を見つめ、変化しているのを感じます。
「これまでの100年も、今も、これからの100年も」湯野浜がありつづけるように、これまでの私も、今の私も、そしてこれからの100年先も、当たり前で特別な時間や場所、一緒にいてくれる人たちを大切に、そして少し先を見据えながら穏やかでいたいなと思っています。
今後、この場所が私の中で、変わる部分、変わらない部分、深みを増す部分など様々に経年変化していくのか楽しみです。
ライター紹介
ライター:切江沙也香
気がつけば湯野浜にいることが多く、どうしたことかいつの間にかだいすきになった湯野浜を記事に書きたいと思い立ちましたが、どうして好きなのかを説明するのは難しい・・・。
だけどこの素敵な場所が、誰かの日々の生活の中に、当たり前でも特別でも、素敵な時間の一部になればと思うと同時に、私も自分にとっての湯野浜の存在を再認識する機会になればと思い、記事にしてみることにしました。
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