鶴岡でスイーツのお土産を買うならイートインスペースのある老舗2店へ

旅行に行った際、必ずと言っていいほど迷うのがお土産選び。手頃なのはスイーツですね。鶴岡にはたくさんの名店があり、どこで買えばよいのか困ってしまいます。
そこで今回は、「イートインスペースがあり、ゆっくりできる店」をテーマにスイーツのお土産を買える老舗を2店紹介します。

バリアフリー設計で自然光の美しいガラス張りの「清川屋鶴岡インター店」

清川屋は鶴岡で1666(寛文6)年に創業。当初は茶屋・旅籠から始まった後、雑貨店、土産物店と業態を変え、現在は特産品文化創造企業として、山形県内に9店、宮城県内に1店の店舗を構える老舗です。

今回、訪問したのは鶴岡の陸の玄関口、山形自動車道鶴岡インターチェンジの近くに位置する「清川屋鶴岡インター店」です。

こちらの店は2004年にオープン。店内はバリアフリー設計で通路も広いので、車いすやベビーカーも余裕をもって通ることができます。


「特産品文化ミュージアムを」をコンセプトとしており、建物設計は、高級ブランド「エルメス」のジャパンオフィス本社などを手がけた水谷壮市さんが手がけています。

白を基調としたガラス張りの店内に、自然光が優しく入り込み、オープンから15年も経過していることを思わせない、とても洗練された空間が特長です。

旅の疲れを癒やしてくれるポイントががたくさん!

鶴岡インター店には、お休み処が完備されています。

外の景色が一望でき、晴れていれば目の前に鳥海山を拝むこともできます。さらに嬉しいことに、コーヒーとお茶がなんと無料! 絵本や雑誌も用意されており、ちょっと一息つきたい時にゆっくりできる空間です。

さらに、清川屋ではこの店ともう1店舗でしか販売していないという、大人気の「だだっ子ソフト」が味わえます! いただいてみると、さっぱりとしながら後からだだちゃ豆の風味を感じます。他では中々味わえないソフトクリーム、ぜひ試して見てください。

もう一つ人気の「だだっ子プリン」は、開店早々に売り切れてしまう日も多いので、確実に入手するには4日~5日前の予約が必要とのこと。気になる方は予約してみてくださいね!

もう一つ体験していただきたいのが「旅のリフレッシュルーム」。
「旅行の疲れを癒やしてほしい」という思いから生まれたこの空間は、広く設計されておりソファやスツールが用意されています。小さなお子様を連れた親御さんも、目を離すことなく安心して利用できますね。

〈清川屋鶴岡インター店で人気の商品BEST3〉

1位 だだっパイ
2位 元祖白山だだちゃまんじゅう
3位 だだっ子

最後に店員さんオススメの商品のご紹介。山形県産のお米「つや姫」の米粉100%を使用したチョコクッキー「山形のゆきどけ」です。パッケージも可愛らしいので、これからの季節のお土産にぴったりですよ!

銀座の店からのれん分けを許された老舗の直営店「木村屋ファクトリーストア」

木村屋は1887(明治20)年に、山形県で初めてのパン屋として鶴岡市に創業しました。

屋号である「木村屋」は、初代が東京の銀座木村家で修業し、のれん分けを許されたことからきています。

創業当時、鶴岡の人々に馴染みのなかったパンに餡を入れた「酒種あんぱん」は、和洋あわせた新しい味に「文明開化の味がする」といわれ、大人気を博していたそうです。

現在も、木村屋のこだわりは「餡」。創業から130余年のこだわりが、鶴岡土産を代表する商品を多く作りだしています。

あのお土産の焼きたてが食べられるかも!?

鶴岡市だけで12店舗もある木村屋。今回は鶴岡駅から車で5分ほどの場所にある「木村屋ファクトリーストア」を訪問しました。この店は工場併設店。まさにファクトリーストアですね!

店内に入ると、こちらの店舗ならではの、製造の様子をガラス越しに見ることができます。

また、土産物だけでなく、ケーキやパンも並んでいるのでついつい目移りしていまいます!

取材に行ったこの日は、パンコーナーに木村屋のお土産で有名な「マロン」が、なんと焼きたてで置いてあるではありませんか! 焼きたてが食べられるなんてお得な気分。曜日別で違った商品が楽しめるそうですよ。

店内にはイートインスペースがあり、商品を購入すると無料でコーヒーが飲めるうれしいサービスつきです。

〈木村屋ファクトリーストアのオススメの商品2点〉

だだちゃ豆右衛門 (だだちゃまめえもん)
だだちゃ豆をふんだんに使用したお菓子シリーズです。豆は直接農家さんから仕入れ、自社で乾燥・パウダーまで行うこだわりぶり。
フィナンシェ・ダックワーズ・だだちゃ餅の3種類あり、それぞれ豆の使用量もちがうので、食べ比べてみるのもおすすめです。フィナンシェは、2018年に第1回「わたしのイチオシ!つるおか名物コンテスト」の菓子部門で金賞を受賞しています。

古鏡(こきょう)
創業以来こだわってきた餡に求肥もちが入っており、出羽三山の一つである羽黒山の鏡池から発見された鏡をかたどっています。1961年に第15回「全国菓子大博覧会・名古屋・名誉金賞牌」を受賞しており、長い間、鶴岡を代表する定番土産として愛されています。

<データ>
清川屋鶴岡インター店
【住所】山形県鶴岡市美咲町33-21
【電話】0235-28-3111
【交通】JR羽越本線鶴岡駅より庄内交通バス鶴岡市内廻り3コース、湯野浜温泉行き、あつみ温泉行きで約20分(400円)、庄内観光物産館下車徒歩5分。
車 山形自動車道鶴ICから約1分、庄内空港から約25分
【営業時間】10時~19時
【定休日】なし
【駐車場】50台/無料

<データ>
木村屋ファクトリーストア
【住所】山形県鶴岡市覚岸寺字水上249-1
【電話】0235-23-4560
【交通】JR羽越本線鶴岡駅からタクシーで約10分(790円)
車 庄内空港から車で約15分
【営業時間】9時30分~18時30分
【定休日】水曜日
【駐車場】あり/無料

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