女子好みのおしゃれ空間で
旬の果物の贅沢スイーツを味わい尽くせ!(山形・鶴岡)

鶴岡駅から徒歩3分ほどの場所にある、1925年創業のフルーツショップ青森屋。
外から見ると一見普通の青果店です。
ところが、中に入るとびっくり!
女子なら思わずテンションがあがってしまう空間が広がっていました!

考え抜かれた空間


店内に一歩入ると、色鮮やかなフルーツが並んでいます。
お伺いした日には旬のさくらんぼがズラリ。同じさくらんぼでも、本当にさまざまな品種が用意されており、見ているだけで楽しませてくれます。

フロアの脇に目を向けると、「カフェ青森屋」の看板とそこへ続く小さな階段が。
カフェと聞いちゃ、そりゃー入らないわけにはいきません。
扉を開けると、アンティークな家具で揃えられたステキな空間が!

席に着く前に、先にこちらのお部屋でメニューを注文。
ショーケースには、季節のフルーツがゴロっとのったタルトが並んでいます。

どれも魅力的すぎて、なかなか決められない!

そんな優柔不断な私に、店員さんがオススメしてくれたのが「フルーツミックスのタルト」。その時期のフルーツを一堂に楽しめる贅沢なスイーツです。
セットのドリンクには「庄内メロンのフルーツジュース」(販売期間6月~9月)をチョイス。
それと、メニューを見ていてとても気になった「ノンカフェフルーツティー」をオーダーしました。

商品が運ばれてくるまでの間、席を選びます。実はカフェ青森屋さん、さらに2階へと続くお部屋があるのです!

1階のアンティーク調の雰囲気とはガラリと変わり、白を基調とした空間が広がります。今回はこちらのお部屋でいただくことにしました。

屋根裏を利用して作られた、決して広いとは言えない空間ですが、天井が高いこともありまったく窮屈さを感じません。むしろ落ち着くかも。

その理由の一つに計算された部屋づくりがありました。
フロアの中に高低差があったり、パーテーションで区切られていたり、周りのお客さんと目が合わないような工夫がされているのだそうです。これはうれしい!

フルーツをさまざまなスタイルで味わう

そうこうしている間に、タルトとフルーツジュースが目の前に運ばれてきました。それらと一緒に置かれたのはお水の入っていないグラス。

私   :「?」
店員さん:「ケーキのフィルム入れにお使い下さい♪」
私   :「!!!」

あのケーキの周りに巻かれた透明なフィルム入れ専用ですよ!
絶対に写真を撮りたくなる青森屋さんのケーキですもの、フィルムをつけたまま写真を撮るのも格好悪いし、皿の上に置くのもね。
ちょっとしたことですが、このような配慮をとてもうれしく感じたのでした。

そんなタルトのフィルムを取る際はご注意を。
そう、ガードがないと崩れてしまうくらいフルーツがたくさん盛られているのです。

パイ生地の上には、フルーツ達を引き立てるカスタードクリームが。パイ生地もカスタードクリームも決して既製品は使わず、毎朝お店で作られたフレッシュなものを使用するこだわりです。

ボリュームがあるので全部食べられるか心配でしたが、ほどよい甘さであっという間に完食してしまいました!

フルーツジュースは、注文をしてから作られているのでとっても新鮮。
メロンそのものより体にしみわたっていく感覚です。これからやってくる暑い季節にかなりオススメです!

タルトもフルーツジュースも、もちろんテイクアウト可能です。

ノンカフェフルーツティーは今までにない感触


少し時間を置いて、「ノンカフェフルーツティー」が目の前に運ばれてきました。
ポットに入っているのは茶葉ではなく、なんとドライフルーツのみ。
このドライフルーツ、青森屋さんの自家製で、お砂糖は一切使われていないのです!

初めて口にしたとき、「ドライフルーツだけで、こんなに美味しいとは……」と感動を覚えました。
さらに、浸されたフルーツも一緒に食べると、ドライでもなく、生でもない感触に驚きます(ちなみに美味しすぎて、私はポットに入っているフルーツまで完食)。
カフェインが苦手な人でも楽しめる新しいドリンクです。

ノンカフェフルーツティーは 600円(税込)。店頭でもフルーツティーセットを販売しているのでご自宅でも楽しめます。

フルーツとの一期一会を大切に

改めて店内をじっくり覗くと、フルーツだけでなく、オリジナルのジャムやお菓子、ジュース等の品揃えもあるので、お土産選びにもオススメのお店です。

高価なイメージのあるフルーツを、若い世代にも手軽に楽しんでもらいたいという想いから、今から約8年前にカフェを新たに併設。

その想いが現実となり、店内には若い世代はもちろん、幅広い年齢層の方々がゆっくりとした時間を楽しまれていました。

青森屋さんのスイーツは、本当にその時期にしか味わえないものばかり。フルーツミックスのタルト一つとっても、上にのっているフルーツが毎日少しずつ違うのだそうです。
ジュース&タルトのセットは930円(税込)から。

フルーツショップだからこそ、その時だからこそ味わえる極上のスイーツ。
ぜひ体験してみてはいかが?

〈データ〉
【住所】山形県鶴岡市末広町7-24 map
【電話】0235-22-0341
【交通】JR羽越本線鶴岡駅から徒歩3分
【営業時間】8時30分~19時/タルトとカフェは10時30分~19時
【定休日】無休/1月1日は休み
【駐車場】あり/無料
【公式HP】http://www.aomoriya0235220341.co.jp/

関連記事

  1. 大松屋

    昔懐かしい憩いの場ー古民家カフェ・レストラン4選

  2. 平田牧場のとんかつ

    気がつけばとりこになってしまう「平田牧場」の魅力とは?

  3. 民田茄子 からし漬

    漬物が食べたければここに行け!鶴岡の老舗店 つけもの処「本長」

  4. 「幻のラーメン」と山形から全国区に。
    大行列の「琴平荘」は噂通りにすごい!

  5. 山伏の文化が育んだ出羽三山の精進料理。
    貴重な山の恵みを存分に味わう

  6. 無農薬、そして在来作物。ほぼ野菜レストラン「土遊農」の絶品ランチ!

  7. おいしい野菜料理と絶品のお米。農家民宿でゆったりとした時間を楽しむ

  8. 青きな粉

    主流は青い? 庄内で食べられる青きなこの秘密

  9. 中トロ丼

    歩いて巡る 酒田まちあるき